正しいクレンジング方法で理想のツヤ肌へ!基本と6タイプ別の使い方

正しいクレンジング、心がけてますか?

毎日、メイクを落とすのに欠かせないクレンジング。

そのクレンジング方法が間違っていると肌に負担をかけ、肌悩みを引き起こしてしまう可能性もあります。

「落とすだけだし別に適当でいいや!」と思っている方は、そのクレンジング方法を見直したほうがいいかもしれません。

今回は基本的な正しいクレンジング方法とタイプ別のクレンジング方法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

基本的な正しいクレンジング方法

まずは、どのタイプのクレンジングを使うときも気を付けたい、クレンジング方法のポイントについてご紹介します。

基本的なクレンジング方法が間違っていないか、確認してみてください。

①メイクを落とす前に手を洗い、清潔にする

正しいクレンジング 手を洗う
クレンジング前にきちんと手を洗い、清潔にしましょう。

手が汚れたままだと、クレンジングのメイクを落とす作用がきちんと発揮されない場合があります。

また、雑菌が手についたまま顔に触れてしまうと、肌悩みにつながる可能性もあります。

まずはハンドソープでしっかりと手を洗い、クレンジングの準備をするようしましょう。

②ポイントメイクは先に落とす

クレンジング ポイントメイク
ベースメイクとポイントメイクを一度ですべて落とそうとすると、メイクを無理に落とそうとしてゴシゴシと力が入り、肌への負担が大きくなる可能性があります。

基本的には目元や口元のポイントメイクは専用リムーバーを使って先に落とすことをおすすめします。

③クレンジングの使用量を守る

クレンジング 適量
クレンジングの使用量が少ないときちんとメイクが落ちなかったり、なじませる際に摩擦が生じて肌への負担となったりする場合があります。

クレンジングは、パッケージなどに記載されている使用量を必ず守るようにしましょう。

④クレンジングは乾いた手で使う

クレンジングは濡れた手で使うと、メイクを落とす作用がうまく発揮されない場合があります。

そのため、濡れた手で使えるタイプのクレンジングでも、基本的には乾いた手にとって使うことをおすすめします。

⑤Tゾーンから、頬、目や口の順番で洗う

正しいクレンジング Tゾーン
まずは比較的皮脂が多いTゾーン(おでこ、鼻)から洗い、次に頬を優しく洗います。
クレンジング 頬
目や口周りは最後に洗ってください。

目や口周りは皮膚が薄くデリケートなため、特にやさしく丁寧にクレンジングをなじませるようにしましょう。

⑥ぬるま湯(30~32度程度)ですすぐ

クレンジング すすぎ
クレンジングをすすぐ際にお湯が熱すぎると、肌に必要な水分や油分まで落としてしまい、乾燥を招く原因となりやすいです。

毛穴から余分な皮脂などが浮き出す温度は、大体30~32度くらいだと言われています。

触ったときにぬるいなと感じる程度に温度調節し、こめかみや生え際、フェイスラインなどにすすぎ残しがないようにしっかりとすすぐようにしましょう。

⑦清潔なタオルで優しく水気を取る

クレンジング タオル
ゴシゴシとこするようにタオルで拭くと、摩擦によって肌に負担をかけてしまう場合があります。

清潔なタオルをポンポンと肌に当て、ゴシゴシせずに優しく水気を取るようにしましょう。

種類別の特徴と正しいクレンジング方法

クレンジングの種類は主に6つのタイプに分けられます。

タイプ別クレンジングについて特徴と正しい使い方についてご紹介します。

ぜひ普段使っているものや気になるものをご覧になって参考にしてください。

◆クレンジングシート

クレンジングシート
<特徴>

クレンジングシートはシートでメイクを拭き取るだけで簡単にオフすることができるタイプです。

場所を選ばずに使えるので、疲れてすぐに眠りたいときやキャンプや旅行先などイベントのときなどに手軽に使えて便利です。

<使い方のポイント>

シートを肌にあてて、できるだけやさしくメイクを拭き取ります。

メイクを拭き取る際にどうしても肌をこすってしまいがちです。

摩擦は肌への負担となる可能性があるので、ゴシゴシとこするのは控えましょう。

◆クレンジングオイル

クレンジングシートオイル
<特徴>

クレンジングオイルはメイク落ちがよく、洗い上がりが比較的スッキリとしています。

メイクが素早く落ちやすいのでしっかりメイクをした日などにおすすめです。

<使い方のポイント>

クレンジングオイルは乳化させることがポイントです。

まず、クレンジングを乾いた手にとり、Tゾーン(おでこ・鼻)、Uゾーン(フェイスライン・頬)、目元や口元になじませます。

次に、手に残っているオイルに水を数滴混ぜ、白く濁らせます。

クレンジングオイル 乳化

これが「乳化」と呼ばれるもので、クレンジングオイルを使うときはこの「乳化」がポイントとなります。

手のひらで乳化させたオイルを顔全体になじませ、白く濁ってサラサラとした水のようなスルっとした感触に変わったら、メイクがきちんと落ちた目安です。

1回でなじまなかった場合には、何度か乳化を繰り返します。

このように乳化をすることで、すすぎの際にゴシゴシと力を入れなくてもオイルのヌルつきなどを楽に落とすことができます。

◆リキッドクレンジング

リキッドクレンジング

<特徴>

リキッドクレンジングは水分をベースとしたタイプのクレンジングで、「水クレンジング」と呼ばれることもあります。

サラサラとしたテクスチャーで、しっかりメイクも落しやすく、拭き取りタイプと洗い流すタイプ、オイルフリーのタイプのものなどがあります。

マツエクの接着剤は油分に弱いと言われているので、マツエクをつけている方にはオイルフリータイプのリキッドクレンジングがおすすめです。

また、リキッドクレンジングは濡れた手で使えるタイプが多いので、お風呂場などで使えるのも便利です。

<使い方のポイント>

リキッドクレンジングを使う場合にはまずは一番落ちにくいアイメイクから落とすのがおすすめです。

拭き取りタイプはもちろん、洗い流すタイプの場合でもコットンにクレンジングをたっぷり含ませてまぶたの上にしばらく置いてメイクとなじませます。

コットンをやさしく下に向かってすべらせるように拭き取り、残ったマスカラや下まぶたの汚れはコットンを半分に折って角でそっと拭き取りましょう。

拭き取りタイプを使うときはゴシゴシとこするのではなく、なでるように優しく拭き取り、肌への摩擦を抑えるのがポイントです。

コットンが汚れたら使い回すのではなく、新しいものに取り替えるようにしましょう。

◆クレンジングジェル

ジェルクレンジング
<特徴>

クレンジングジェルはジェル状のテクスチャーが厚みをもたせてくれるので、メイクをなじませるときに肌への摩擦を抑えることができるのが特徴です。

クレンジングジェルは水性タイプと油性タイプの2種類に分けられ、さらにその中でも水性タイプはオイルフリーのものとオイルが入っているものに分けられます。

ジェルクレンジングの種類
水性タイプのオイルフリーのものはマツエクをつけている方におすすめです。

ただし、ナチュラルメイクの方に向いているクレンジングなので、しっかりメイクのときは使い分けたほうがいいかもしれません。

オイルが入っている水性タイプと油性タイプはメイク落ちがいいので、しっかりメイクのときにもおすすめです。

<使い方のポイント>

クレンジングジェルは乾いた手に取り、軽く揉み込むように手のひらで温めてから肌になじませるのがポイントです。

オイルが入っているジェルは、手に出したとき、油分が水分に包まれた状態です。

ジェルを肌になじませていると手や肌の温度によってジェルの水分が蒸発し、包まれていた油分が表面に出てきて水分と油分が逆転します。

この水分と油分が逆転する仕組みを「転相」と言い、表面に出てきた油分によってメイクや余分な皮脂などとなじみ、浮かせて落とすことができます。
クレンジング 転相

基本的にはクレンジングジェルは肌になじませている間に肌の温度で転相するようになっています。

しかし、転相に時間がかかったり、上手く転相ができないとメイクや余分な皮脂などをきちんと落とせない場合があります。

そのため、あらかじめ手のひらでジェルを温めて転相しやすくすることで、クレンジング時間を短縮しながらメイク汚れをしっかりと落とすことができるのです。

さらにクレンジングジェルは洗い流すときにもポイントがあります。

それは「ぬるま湯(30~32度程度)で少しずつすすいで洗い流す」ということです。

肌に残ったクレンジングジェルは転相によって水分が油分に包まれている状態となっています。

この状態から再度、油分が水分に包まれている状態に戻すためにぬるま湯で少しずつすすぎ、洗い流します。

これを「再乳化」と言い、再乳化をすることでメイクや余分な皮脂などを水で洗い流すことができるのです。

ジェルクレンジングの上手な使い方

◆クレンジングクリーム

クレンジングクリーム
<特徴>

クリームタイプのクレンジングで、テクスチャーに厚みがあり、メイクとなじませる際にクッションのような役割を果たしてくれるので、摩擦を抑えることができるのが特徴です。

油分を多く含んでおり、肌に必要な潤いや油分を落としすぎないので肌が乾燥しやすいときなどでも使いやすいタイプのクレンジングです。

<使い方のポイント>

クレンジングクリーム 温める

クレンジングクリームの使い方のポイントは、肌になじませる前にクリームを手のひらで温めることです。

クリームが柔らかくなるまで温めておくと、クレンジングジェルと同じように転送しやすい状態になります。

こうすることでメイクとのなじみがよくなり、摩擦を抑えられるだけでなく、クレンジングの時間を短縮することもできます。

手が冷たい場合には事前にお湯などで手を温めておくと良いでしょう。

肌にクレンジングクリームをなじませていると、重たかったクリームのテクスチャーがふわっと軽くなる感触があります。

その感触がクリームとメイクや皮脂汚れがなじんだサインなので、ぬるま湯(30~32度程度)で洗い流してください。

水で洗い流すとクリームが固くなり、肌に残りやすくなってしまうので触ってぬるいなと感じる程度のぬるま湯で流しましょう。

また、洗い流すだけではしっかり落ちないと感じる方は、洗い流す前にティッシュなどでふき取る方法を試してみてください。

ふき取る場合はティッシュを顔に乗せ、軽く抑えてクリームを吸わせるようにふき取りましょう。

◆ミルククレンジング

ミルククレンジング
<特徴>

ミルククレンジングは乳液状のタイプで使用感がサラッとし、なめらかなテクスチャーで伸びがよく比較的肌になじみやすいのが特徴です。

ナチュラルメイクのときや乾燥が気になるときなどに使いやすいタイプのクレンジングで、じっくりていねいにメイクを落とすのに向いており、洗い上がりはしっとりしています。

<使い方のポイント>

ミルククレンジングの使い方のポイントは、肌になじませる前に手のひらで温めることです。

これはジェルクレンジングと同様、「転相」を促すためにおこないます。

クレンジング 転相

ミルククレンジングは、手のひらに取った最初の段階では、油分が水分に包まれた状態です。

この状態のミルククレンジングを手のひらの温度で温めることで水分を蒸発させ、油分が表面に出て水分が包まれている状態に逆転させます。

この仕組みを「転相」と呼び、表面に出てきた油分がメイクや余分な皮脂などとなじむことで、浮かせて落とすことができるのです。

あらかじめ手のひらでミルククレンジングを温めることで転相を促し、汚れとなじみやすくなり、時間短縮にもつながるので面倒くさがらずにぜひお試しください。

また、クレンジングはぬるま湯(30~32度程度)で少しずつなじませるようにすすぎ、洗い流すのもポイントです。

転相によって水分が油分に包まれている状態から、再度油分が水分に包まれている状態に戻します。

このことを「再乳化」と言い、再乳化することでメイクや余分な皮脂などをスムーズに洗い流すことができます。

おすすめクレンジング 「肌ナチュール炭酸クレンジング」

肌ナチュール炭酸クレンジング
肌ナチュール炭酸クレンジングは、高濃度の炭酸を溶け込ませた泡で出てくるタイプのクレンジングです。

炭酸泡を肌になじませると美容液状にシュワシュワと変化し、まるで美容液でクレンジングしているような贅沢な気分を楽しめます。
肌ナチュール炭酸クレンジング 毛穴汚れ
メイクはもちろん余分な皮脂や古い角質などに炭酸が吸着し、こすらずにハンドプレスで優しくなじませことで、肌にとって不要な汚れを落とします。

肌ナチュール炭酸クレンジング 古い角質

肌への摩擦を最小限に抑え、不要なもので固くなった肌を整え、やわらげるので「落とす」ことでさらに「潤い」を感じられるクレンジングとなっています。

さらに吸着型ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分などもたっぷりと配合しており、洗い上がりもツッパリを感じず、まるでスキンケア後のようなしっとりとした肌感触です。

また、肌ナチュールはクレンジングと洗顔の役割を1本で果たし、洗顔による物理的な肌への摩擦や負担を軽減します。

時間短縮しながら簡単に使えるので忙しいときや疲れているときなどにも活躍し、1本持っていると便利です。
肌ナチュール炭酸クレンジング
日々のスキンケアの中で無理なく簡単にハリや潤いを感じられるクレンジングとなっているので、乾燥や毛穴の黒ずみ、年齢肌が気になる方などにぜひおすすめです。

もっと弾ける笑顔に導く、肌ナチュールを一度お試しください。

間違ったクレンジング方法

ついつい間違ってしまいがちなクレンジング方法についてご紹介します。

クレンジングは基本が大切なので、日々のクレンジングでやっていることはないか確認してみてください。

①クレンジングの使用量が少ない

クレンジングの使用量が少ないと肌になじませるときに摩擦が生じ、肌への負担となる場合があります。

肌への負担をできるだけ抑えながらメイクをしっかり落とすためにも、メーカーが記載している使用量を守るようにしましょう。

②ゴシゴシとこするようになじませる

クレンジング こする
メイクを落とそうとしてゴシゴシとこするようにクレンジングをなじませると、摩擦によって肌に負担がかかり、乾燥などの肌悩みの原因となる可能性があります。

メイクは無理矢理落とそうとするのではなく、やさしくなでるようにクレンジングをなじませて洗うようにしましょう。

③クレンジングをしながらマッサージ

クレンジングしながらマッサージ
クレンジングをしながらマッサージをすると肌に負担がかかり、乾燥などの肌悩みをもたらす原因となりうるので控えましょう。

あくまでクレンジングはメイクを落とすアイテムです。

マッサージをする場合にはマッサージ専用のクリームなどを使っておこなうことをおすすめします。

④冷水や熱いお湯で洗い流す

クレンジング 冷水や熱いお湯で洗い流す
クレンジングを落とす際に熱めのお湯で流すと、肌に必要な水分や油分まで一緒に落としてしまい、乾燥を招きやすくなります。

また、冷水で洗い流すと肌が冷えて赤ら顔や乾燥の原因になる可能性もあります。

そのため、クレンジングはぬるま湯(30から32度程度)で洗い流すようにしましょう。

クレンジングが必要な理由

クレンジング 洗顔 役割
クレンジングの役割はメイクの汚れを落とすことです。

メイクの主な成分は油性であり、ほこりなど水溶性の汚れを落とすための洗顔では落とせません。

一方、クレンジングには界面活性剤というメイクの油分と水をなじませるための成分が配合されており、その成分によってメイクを落とすことができます。

そのため、クレンジングと洗顔の役割は異なり、メイクをしたときにはクレンジングを使って汚れを洗い流す必要があるのです。

まとめ

クレンジングは正しい方法でおこなわないと肌に負担をかけて、肌悩みの原因となる場合があります。

「メイクを落とす」という行為が面倒くさいなと感じる方も多いかもしれませんが、キメの整った潤い肌を目指すには重要なステップです。

また、各クレンジングアイテムによってその使用方法は異なるので、ご自身が使っているクレンジングアイテムの正しい方法を確認することが大切です。

今回ご紹介したクレンジングの正しい使い方のポイントをぜひ参考にしていただき、スキンケアをもっと楽しみながらメイクが映える潤ツヤ肌を目指しましょう。

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